〜目次〜
第3弾 企業分析を深めたい編♪
みなさまこんにちは!
成長株愛するamuuです🥺
本当は短期投資シリーズは2回で終了予定だったんですが…
意外と身内に好評だったので、心優し〜い私は続きを書くことにしました😂
そこで今回は、「企業分析」についてもう少し詳しく書いていこうと思います!
前回長くなってしまったので、読んでくださった方はお疲れモードかも?
まだ読んでいない方は、よろしければ1日1つずつご覧ください🙏🏻笑
さて、投資する際にとーっても大事なこと…それは企業分析です!✍🏻
あなたの大事なお金を本当にその企業に投資してもいいのか?
その企業の未来にお金をかけてもいいのか?
超超超重要ポイント!!
というわけで早速企業分析を深めていきましょう〜♪
企業分析は奥が深い…
先日までお話しした内容は、初心者向けの方に最低限の知識をご紹介しました。
今回はもう少しだけ、深掘りしていこうと思います!
決算短信の見方をざっくり解説!
まず、本格的に企業分析をしようとすると財務三表をチェックする必要があります。
それは簿記でよく出てくる①損益計算書、②賃借対照表、③キャッシュフロー計算書という3つを指しています。
しかし、正直全て網羅すると大変…😓
そこで、初心者の方におすすめできるのは財務三表の要素がまとまっている決算短信というものです。
決算短信は「IRバンク」というサイトで企業名や銘柄コードをで検索し、まとめて見ることができます。
もしくはGoogleやyahooで「企業名 決算短信」で検索すれば大体ヒットします!
決算短信の1ページ目には、企業が3ヶ月おきに行う決算の要約が記載されています。
特に見るのが青い四角で囲われている2箇所です。
この2箇所について、以下の3つに分けてご説明していきます!
- 連結経営成績(売上高と営業利益)
- 連結経営成績(当期純利益)
- 連結業績予想
少し長くなりますが、お付き合いください🙏🏻
①連結経営成績(売上高と営業利益)
こちらの連結経営成績では、まずは赤丸をつけている売上高の伸びと営業利益の伸びをみます。
上が最新のもので、下が前年の同じ時期の伸び率です。
この2つが増えるか減るかで株価は大きな影響を受けますので、必ずチェックしましょう。
次に、大体3ページ目ぐらいに売上高と利益の詳細が書いてあります。
こちらの用語の意味を知らないと、かなり困るので簡単に説明して行きます!
・・・これはなんだ??
ややこしいのは嫌だ〜!!サヨ〜なら〜
ちょっとお待ちを〜!!
今から説明いたしますので、もう少しだけお付き合いを〜🥺
この数字は一見ただ並んでいるようで、ものすごく関連しています。
ざっくり説明書きを加えてみると、このようになります。
これをできる限りわかりやすくしたものが、こちらの図です!
ふむふむ、言葉の意味はなんとなくわかったぞ〜
特に重要なのは以下の3点です!
用語の意味を押さえておきましょう〜♪
- 売上高→企業の稼ぎのこと。
- 営業利益→主な支出(人件費や仕入れ原価など)を抜きにして残る利益のこと。
- 当期純利益→全ての支出を引いて残る本当の利益。また、株価は「EPS(当期純利益を株数で割ったもの)×PER(企業への期待度)」で計算されているので株価に直結する指標。
では続いて、当期純利益について詳しく見ていきます!
②連結経営成績(当期純利益)
もう一度こちらの図をご覧ください。
赤い四角で囲っている当期純利益は、株価に直結する重要な指標です。
よって変動がある場合にはどんな要因で変動したのかを確認する必要があります。
その内容は、決算短信の後のページで確認できる「損益計算書」の営業外損益と特別損益をチェックすればわかります。
前回の記事で、「当期純利益が増えてEPSがのびた」と言う事実だけでは、情報収集が不十分だと言いました。
それは不動産を売った利益など、売り上げと関係ない要因でも当期純利益は増加するからでしたね!
つまり企業が順調に業績を伸ばしているか判断するためには、
「売り上げ以外の要因で利益が出るものを除外した上で、なお当期純利益が順調に伸びているのか」
をチェックする必要があります!
そのため当期純利益があまりに変動する場合は、売り上げ以外の要因で利益や損益につながる項目、つまり営業外損益(利子や、為替の影響)と特別損益(不動産売却益など)を、きちんとチェックするようにしましょう!
③連結業績予想
株を買うというのは企業の未来へ投資するということですので、株価は企業の将来を予想して変動します。
それが、株価の計算にPER(企業への期待度の高さ)が含まれる理由でもあります。
そこで注目すべきが連結業績予想です。
連結業績予想はその名の通り、企業が次の1年間の業績を予想したものです。
こちらは決算の中でも最後の3ヶ月である、第4四半期の決算と同時に発表されます。
下の通期と書かれている、1年間を通しての業績予想だけの企業もたくさんあります。
こちらのニトリホールディングスでは、中間期と通期の両方を出してくれており、丁寧でわかりやすいですね!
ニトリは時価総額2兆5,389億円の大型株ですので、株価に(2倍、3倍になるような)大きな変化はないです。
しかし中小型株である成長株の場合は、次の期の業績予想でものすごく成長が予想されると、その将来に期待が持てるため株価が急に上昇することがあります。
もちろんその逆の、ガッカリ(弱気)な業績予想であれば株価は下がってしまいます。
特に日本株は3月決算が多いので、多くの企業が業績予想を出す4月〜5月は特に注目が集まると思われます。
必ずチェックするようにしましょう♪
次は初心者にわかりにくいと感じる四半期決算について、少し解説していきます〜🌸
四半期決算の見方
上場企業は3ヶ月に1回、決算発表を行うという決まりがあります。
日本の成長株へ投資する場合、日本企業の約7割は3月末で1年を占める「3月決算」です。
しかし1年の始まりはその企業が自由に決められるので、12月や9月決算の企業などもあります。
ちなみに3月決算の企業の場合、始まりである4〜6月が1Q(=クオーター=四半期)、7〜9が2Q(通称:中間期)、10〜12月が3Q、1〜3月が4Q(通称:通期)と呼ばれます。
ここで注意点が1つあります!
実は、一般的な四半期決算というのは、その各四半期ごとの数字ではなく、決算期の始まりからの累計であるという点です。
例えば2Q(第二四半期)の決算なら1Q+2Q、3Q(第三四半期)の決算発表なら1Q+2Q+3Qの累計が記載されているのです。
※例えば2Q(第二四半期)だけの売上高を知りたい場合、2Qの売上高40億円、1Qの売上高20億円ならば、40−20=20億円が、2Qだけの売上高ということです。
ですが、私が記事でちょこちょこ書いている株探というサイトでは、かなりわかりやすくみることができます!
なぜなら、累計とその四半期ごとの売上高を、別々で記載してくれているのです😆
四半期決算はちょっとややこしいので、くれぐれもご注意を!
決算説明資料は見やすくて面白い!
上場企業は、決算短信と一緒に決算説明資料という図などを入れた資料を作成してくれます。
先程までの文字ばかりの資料と比べるとかなり見やすく、また決算短信よりも内容的には詳しく書かれていることもあるので、非常に便利です。
ここで見るべきは、その企業が今どの分野に力を入れて業績を伸ばしているのか?という点です。
例えば先ほどのニトリホールディングスの決算資料を見てみましょう!
ニトリの決算資料を(一部ざっくり)拝見すると、海外事業での伸びが著しいことや、アプリ・通販事業が少しずつ伸びていることが伺えます。
やっと見やすいのがきてほっとする〜!
そうでしょ〜?ほっとしていただけて良かったです🌸
また、ニトリには当てはまりませんが…
最近増えているのが、月額払いのサービス(ゲーム・電子書籍・音楽や動画配信サービスなど)を提供している企業です。
このような企業は、成約率と合わせて既存ユーザーの解約率のデータもチェックする必要があります!
月額課金のモデル(=サブスクリプション)は、多くのYouTuberなどがオンラインサロンを運営しているのを見てわかるように、安定的に収入を得られるビジネスモデルです。
しかし、一時のブームになってしまうと安定性が保たれません。
もしも投資しようか迷っている企業がサブスクリプションを主としたビジネスモデルを展開している場合は、注意しましょう!
また、資料の中で疑問点・よくわからない用語などは徹底的に調べると、企業への理解が深まりますし、今後他の企業に投資する際にも活かせるはずです!
面倒ですが、少しずつ着実に投資への知識をつけていきましょう〜♪
急がば回れ!
回りすぎて行動しないと元も子もないのでバランスが大事😂
さいごに(第4弾も必要なことが判明…笑)
残念なことにここまで書くと、もっと書かなかればならないことができてしまいました〜😱
というわけで、次回はいい企業を見つけるためのポイントについて、さらに書いていこうと思います!!
だめだ〜!書きたいことが多すぎる!!笑
すみませんが次回の第4弾もお付き合いください🙏🏻
それでは、またお会いしましょう〜👋